今じゃ言えない秘密じゃないけど

近ごろのインスタグラムは「おすすめ」と称して見ず知らずのアカウントをフォローせよとしきりに勧めてくる。私はお気に入りのパン屋さんの日替わりパン情報が知りたいだけなのだが、その日も「ストーリー」に「おすすめ」が流れてきた。さっさとスワイプしようとしたが、アカウントのプロフィール写真に見覚えがあって手が止まった。その写真は2年ほど前に辞めていった会社の同僚がLINEのプロフィールに使っていたものと同一だった。興味本位で投稿内容を覗いてみると、おしゃれなカフェランチや推しのアイドル等のキラキラした写真で埋められていた。推しのアイドルが元同僚と一致していたのでおそらく本人であろう。どこから探し出すのか、リアル知り合いのアカウントを差し出してくるとはインスタグラムは恐ろしいSNSである。

彼女は3人のお子さんを持つシングルマザーだった。元配偶者はフリーターで養育費は一切送られて来ないと言い、月に手取り16万の給料だけでは生活できないため、夜中にレジ打ちのアルバイトを掛け持ちしていた。が、慢性的に続く疲労と睡眠不足からか職場でのトラブルが多く、とうとう退職してしまったのだった。

いったい今どうやって暮らしているのだろうか。苦しい時期を経て収入の安定した暮らしをしてこそのキラキラ写真なのか、日常の苦しさを癒やすためのキラキラ写真なのか。写真に添えられたコメントに書かれているわけもない。真実とは本人の語らないところにあるものだ。私はインスタグラムの画面を閉じ、努めてアカウントの名前を忘れた。今日の日替わりパン情報まで見そびれてしまったので直接お店で見て買ってきた。ジャム入りのドーナツが美味だった。

「ベルリナー」というドイツ風ドーナツ


さて私にも人に言わない不都合な真実はないだろうか、ありすぎるんだがと思い巡らせて自分のブログを読み直し、おまえ行政書士の進捗はどうなってんだよと自分にツッコミをいれた。

ユーキャンから「受験の申込みを忘れていませんか」と念押しのメールが届いていたが今年の受験はありません。とてもじゃないけど記念受験できるほどのレベルでもございません。ユーキャンの行政書士講座の最後の課題「総合実力診断テスト」の結果はテキストとデイリー六法を見ながら解いたにもかかわらず200点満点中68点という有様。デイリー六法を出版されている三省堂様にも謝りたいぐらいだ。基準点は120点である。満点どころか基準点に52点も足りないとなるとスタート地点から見直さねばなるまい。行政書士は法学を学んでいない者には1000時間の勉強が必要とされる資格で、毎日1時間欠かさず勉強しても3年かかる。FP2級とは難易度のレベルが違うのだ。

ユーキャンの問題

弱点克服どころか圧倒的不正解で手の施しようがなく、ぼんやりと添削レポートを眺めていたらひとつだけ全問正解のジャンルがあった。「文章理解」だ。

行政書士の試験では、文章の空欄に適当な語句を入れたり、順番がばらばらになった文章を正しい順序に並べ直したり、本文の内容と一致している記述を選んだりする問題も出題されるらしい。ユーキャンの課題にも、木下是雄先生や外山滋比古先生といった、現代文のテストの常連の先生方の文章が示されていた。学生の頃も国語だけはできたのだが、今でも国語はいけるらしい。文章理解の問題が30問出たら私にも合格のチャンスが巡ってくるのかもしれないが、実際は3問しか出ないのだった。無理だろこれ。しかし多少なりとも勉強した時間が勿体ないのでこの話はまだもうちっとだけ続くんじゃ、ということにして

今日のところは寝るしかないね。

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