あの推しの名前を好事家はまだ読めない

羽ぼうきですか?いいえ白羽扇です

中国語講座第3回では、アルファベットの表で「うまく発音できない」ことはあっても「全くわからない」という状況には陥らずに済んだ。ひとまず母音・子音は及第点だった。発音練習は毎日やってみるものである。

また前回の講座で出された「スマホのキーボードで拼音から漢字を拾ってみてください」というちょっとした宿題も済ませておいたので、先生から「『lan』で思いつく字はありますか?」と尋ねられて「『藍』ですかね(言って嬉しい)」と答えられる余裕もできた。なかなか調子が良い。

今回配布されたプリントには三国志の登場人物と拼音が併記されていた。

ジャーンジャーン(脳内に鳴り響く出撃の銅鑼の音)

三国志というエンターテイメント作品を知って何十年も経つが、中国語でのお名前の読み方を知ったのはこれが初めてだった。曹操さんは「曹」も「操」も読みは同じ「cao」だが、そこに声調(cáo cāo)をつけてそれぞれ別の字として成立させるのだ。つくづく面白い表現方法である。司馬懿(sī mǎ yì )がうっかり「しめじ」に見えてしまったので心の中で謝罪した。魯粛さんはずっと「ろしゅく」と読んでいたけど本当はlǔ sù だった。全然違う。今まで物語にのみいらっしゃった方々が、急に実感を伴ったような気がして感激した。
先生から「好きな人物から発音してみてください」と促され、私は嬉々として周瑜と呂蒙と陸遜の拼音も探したのだが、

zhōu yú lǚ mēng(※第3声の記号がずれてます) lù xùn

ちょっと待って?(シューイー風)

頭で情報がぐるぐるしているだけで発音が出てこない。
思ったとおりに舌が回らず口ごもってしまった。

母音・子音・声調が組み合わさった「字」を読むときは提示された情報を一度に取得し、同時にアウトプットすることが必要だ。母音と子音ひとつひとつ発音の形を思い浮かべ、声調を確認し、頭の中で整理してから発音するようでは推しの名前も言えやしないのだった。なんと初心者に厳しい言語なのだろうか。

さらに「それぞれの発音に間があいてしまうと何を言っているのかわからなくなってしまうので、発音するときは『つながり』を意識してひと息で言えるようにしましょう」というアドバイスも受けた。たしかに日本語も一文字一文字あけて読まれたら意味がわからなくなるが、中国語は発音に求められるレベルが高い…

とにかく毎日発音練習をして口を慣らそう。オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな…このはてしなく遠い中国語坂をよ…

前回「三国志から学ぶ中国語会話」になるかも、ということを日記に書いたが第3回は会話までいたらなかった。次回は形容詞と簡単な文章になる予定。「很(hěn、『とても』の意)」に続く使いたい形容詞をピックアップしておくことになった。「かわいい」「美しい」「尊い」周辺の形容詞はいくらでも思いつきそうな気がする。「殿、それはなりません」と言える日はもうちょっと先になりそうだ。
なお、今回は金沢駅まで出て晩御飯を食べて教室まで電車で戻ってきたが非常に効率が悪いので、これからは早めに教室に行って菓子パンでもかじろうかと思う。

時折早朝などに「ā」の発音を披露してくださるウメ子先生

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