■世にも美しいそり舌音について
Apple musicで 陳情令のキャラソン(2019年版)の配信が突然終了し、私は軽く奈落の底に落ちる感覚を味わったのだが、そういうことを言うと助けてくれる神様がこの世の中にはいて、配信終了となった「2019年版キャラソン」のCDを送っていただいたり、「2022年版キャラソン」が配信されていることを教えていただいたりしてめでたく生き延びることができた。助けてくださった皆様、この場を借りて篤く御礼申し上げます。「無羁」における王一博先生の「是 shì 」の発音が聞けなくなったら私はこんどこそ禁断症状が出て死ぬか傀儡になって近所を徘徊するか、だいたいそんな感じになるところだった。ドラマでは「うん」とか「違う」とか低い声でぽつりぽつりとしか言わない藍忘機さんが、いざ歌唱となると劇中では聞いたことがない、すがるような歌声になるのがたまらない。あれほど人を魅了する「shì」はないですよ(※個人の感想です、いやこれが個人の感想でなくてなんなのか)
■何が好意に値するのか
中国語講座第6回に出席した。今回は色々な短文で表現を学ぶうち、NHK語学アプリの「声調確認くん」の文章から動詞の話になった。
「我喜欢吃粽子(wǒ xǐ huān chī zòng zǐ,私はちまきが好きです)」という文章には、「喜欢(xǐ huān,〜が好きだ)」と「吃( chī,食べる)」の2つの動詞がある。が、日本語の訳に「食べる」は入っていない。
先生「日本語では『好き』という意味に重きをおきますが、中国の人は『何をするのが』好きなのか、ということに重きを置きます。だからちまきが好きなら食べるのが好きなのか作るのが好きなのか、『何が』が大事になります。そこで『吃』が必要になるのですが、日本語にしたときは『ちまきを食べることが好き』とは言わず『ちまきが好き』になりますね」
私「ということは私は猫が好きなんですが、『我喜欢猫』だとちょっと足りない、ということになるのでしょうか」
先生はうーん、と考えてから仰った。「猫をどうするのが好きなのか、たとえば『饲养sì yǎng,飼う』といった動詞をつけるかなあ」
言葉から文化の違いを知るのはとても興味深い。確かに私の「猫が好き」とメルマック星人(※)の「猫が好き」は好きの意味が違う。日本語において嗜好の表現はだいたい「好き」で解決していたが、「何が」好きなのか、という具体的な説明があったほうが断然伝わりやすい。ふだんから気をつけたい表現だ。
また原点に戻ってアルファベットの発音の復習をした。やっぱりそり舌音は難しい。「zh,r,shはだいたいセットになってますから何度も唱えるしかないですね。でもいい文章がありますよ!」と先生はふふふと笑ってホワイトボードに一文を書き出した。
我是日本人(wǒ shì rì běn rén )
テンション低くてひたすら言いにくいやつ来ちゃった…
「10回唱えているうちに慣れてきますよ」
ピザとヒザどころではない。しかし今度こそダウンロードした「無羁」もあるし、「是」の発音はちゃんとしておきたい。shができればrもzhもついてくるだろう。いくらでも唱えようではないか。色々とすぐに忘れるがやる気だけはある。
次回の中国語講座は12月。もうシューイー月(十一月,shí yī yuè )が終わってしまう。中国語は言って楽しいので飽きることがないのだ。
■田舎のニュースから
「石川県で孵化したコウノトリが台湾で確認された」というニュースを見た。石川県と台湾はコウノトリが渡れる距離らしい。コウノトリは自力で2,000kmも移動するというので驚きだ。人間は石川県から台湾に行けないのかと思っていたら、なんと4月から小松空港発台北行きの飛行機が毎日出るとの報が出た。朗報オブザ朗報。もう(行くしか)ないじゃん。WBL聖地巡礼ツアーは来年4月現地集合でよろしくお願いいたします。
人間どこでどうなるかわからないので、やりたいことがあったらやれるうちにやっておかないといけないなとつくづく思う。ちなみに母は無事手術も終わって来週退院になりそうです。
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