地獄の沙汰は誰次第

いまだに正月疲れが抜けていないような感覚があるのだが、気づけば1月も半ばである。今週はガンダムと大河ドラマの感想を書いてみようと思う。

何も画像がないとトップ画面が寂しくなるので、先日食べたパティスリーマシマのフレジエの写真を貼ります(いちごの季節のイチオシケーキ)


■「機動戦士ガンダム 水星の魔女」第12話

エアリアルほどの世界を革命する力を持った機動兵器が、学園内の決闘だけに使用されて終わるわけがないのだった。しかし12話はここまで描くか?!の連続だった。

白兵戦の血まみれ具合は劇場版エヴァ「Air/まごころを、君に」をおのずと連想させた。あのときシンジくんは膝を抱えたまま全く動かなかったが、スレッタはあっけないほどに血溜まりを踏み越えた。シンジくんは心の葛藤で生きる気力すら失っていたが、彼女は恐ろしいほど迷いがなく、純粋なのだった。「進めばふたつ」とは令和の残酷な天使のテーゼなのか。

突然殺すか殺されるかの極限状況に放り込まれて、テロリストに銃口を向けられた絶体絶命の親友(配偶者と言ったほうが正しいか)を目の前にしたら、綺麗事など並べてはいられないだろう。しかしせめて血で濡れた手を拭いてほしかった。前半のボブ、いやグエルくんと父上のエピソードだけで十分つらかったのだが、最後のシーンで倫理観が吹き飛んだ。3ヶ月後には二期という地獄が口を開けて待っている。私は視聴に耐えられるのか。現時点では桶狭間の家康さんのごとく「もう嫌じゃー!」である。


 ■大河ドラマ「どうする家康」第一回

脚本が「デート」「探偵はBARにいる」等々の名作を手掛けた古沢良太先生なのできっと面白いに違いないと確信している。今作は教科書に出てくる人物が主人公だし、天下泰平というエンディングが待っているはずなのだが、果たしてどうなるだろうか。

さて1話は松本潤氏が13歳の徳川家康を演じていて興味深かった。大河ドラマは役者さんが実年齢より何十歳も若い人物を演じるのも見どころのひとつだと思っている。うさぎのマスコットを手作りし、心がぴょんぴょんする家康殿はお目々もキラキラしてたいそうピュアだった。役者さんってすごい。

また今川義元の美しさよ。演ずる野村萬斎氏の舞は圧巻だった。今週は仕事で心が荒むと太守様の舞(完全版)を見ては癒やされていた。自ら前線へ陣中見舞いに出向き、味方の士気を鼓舞するリーダーオブザリーダーだったのに、1話で退場だなんて早すぎるさよならである。無念。

岡田信長の「俺の白兎」発言で衝撃が上塗りされてしまった感があるが、個人的には逃げる主君を一喝し、海水で揉んだ山田裕貴氏演ずる本多忠勝が気になる。山田氏のお父上はドラゴンズとカープで活躍されたプロ野球選手でいらっしゃったんですね。なるほど山田忠勝は強肩で槍の遠投も決まっているし、転がる主君もこぼさずキャッチ。水に濡れようと武器鎧の重さを感じさせない立ち回りに強さを感じる。忠勝殿には捕殺、刺殺、併殺、三重殺など決めて欲しい。後は家康を主君と認める瞬間を待つものである。

第2回の放送で信長の言う「俺の白兎」の真相が判明するようだ。家康殿の「あの男はけだものじゃ」発言にも非常に好奇心を掻き立てられるが、本来ウサギは寂しいぐらいでは死なない強い生き物であることは仮面ライダービルドと陳情令で学習済みなので、そうそう大人しく食われることはないだろう。

2020年に放送された大河ドラマ「麒麟がくる」では、戦のない穏やかな世に現れるという「麒麟」とは、徳川家康のことではないか…?と思わせつつも麒麟が来ないまま終わってしまったので、今年こそは麒麟が現れるところを見届けたい。万歳千秋、万歳千秋。


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