語学力のおぼつかないあん子と彼女の巡礼の年

GWに台湾に行こうと決め、東京在住の朋友に声はかけていたものの具体的なことは何もしていなかったのだった。もう1ヶ月半もすれば5月である。しかしネットでプランを組む要領もわからず、直接どこかの旅行代理店に行って相談したほうが手っ取り早そうなので上京することにした。

…という目的もあったが、最後に東京に行ったのが4年前、いいかげん東京に遊びに行きたかったんですよね。

3月18日、東京は朝から雨だった。やたら寒くてびっくりした。

目白庭園で枝垂れ桜がしっとりと咲いていた
■台湾旅行計画始動

さて台湾旅行の主な目的はドラマWe Best Loveのロケ地見学、いわゆる聖地巡礼である。ロケ地はだいたい台北市内だが、舞台となった大学は桃園市にあるようだ。ロケ地以外にも台南や台中に魅力的な観光スポットがたくさんあったが、今回は台北市内を観光しようと決まった。ロケ地ではないが世界的に有名な国立故宮博物院にも行きたい。ここは1日かけて鑑賞したいところだ。

朋友はてきぱきとHISの旅行相談カウンターの予約を取ってくれた。都会に暮らす人は情報ツールの使い方が実にスマートだ。予約はほぼ埋まっていたが、運良く夕方に空きがあった。予約時間に伺うと席は海外旅行を予定している人たちで一杯だった。まだコロナ禍は完全に解消されたわけではないが、過剰に恐れる時は過ぎたのだ。

担当の方は我々の希望を聞いてすぐに飛行機とホテルを手配してくださり、小松と羽田、それぞれから出発しておおよそ同じ時間に台北に着く飛行機のチケットが取れた。が、ここでちょっとした問題が発生した。

小松→台北行きと、羽田→台北行きの飛行機は、それぞれ到着する空港が違うのだ。

小松発は「台湾桃園国際空港」、羽田発は「台北松山空港」に到着する。

そこで「WBLのロケ地になっている桃園市内の『元智大学』に集合しよう」ということになった。

元智大学はどうやら見学もできるようだし、人様のブログなど拝見するに建物には見覚えがありすぎるので大学に着けば間違いなく合流できるだろう。が、空港に着いてから一人で「悠遊カード(悠遊卡)」なる交通系ICカードを購入し、電車に乗って元智大学に向かわねばならない。

半年勉強した中国語が生かされる時が来た!

習ったように言えば良いではないか、現地のコンビニの店員さんに「我要买悠游卡」と…今の俺に発音できる気がしねえ〜

あと1ヶ月ちょっと、まじめに中国語を練習しようと心に決めた。それにしてもカウンターで大学の話ばかりしていたのでHISの担当の方には留学でもするのかと思われたに違いない。不純な動機で申し訳ない。

宿泊先は台北駅前のたいそう立派なホテルに決まった。さぞお高いのでは、と危惧したが食事なしで1泊9000円だった。治安も良いし、日本人に優しい国民性なのでホテルのセキュリティを心配する必要もないようだ。なんと素晴らしい国なのか。もう二度目の台湾旅行はいつにしようかと考えている自分がいる。ちなみに旅行費用は1人あたり17万円ちょっとだった(海外旅行の損害保険料含む)。うち飛行機代がおおよそ14万円。5月の連休という一番高いシーズンに申し込んだのでこんなものかな、と思っている。我很期待黄金周!你也想去台湾吗?

※なお新型コロナ感染症についての台湾渡航情報は下記の通り(3月18日現在)

・2022年10月13日以降は制限なく入国可能となっている

・宿泊する場合、一般ホテルに宿泊が可能。原則1名1室だが、同じフライト利用、同一グループであれば同室に宿泊が可能

・自己簡易検査は①到着日または1日目②外出前③症状がある場合 に必要となる

・日本帰国時はワクチン3回の接種証明があればコロナ陰性証明書の提出は不要

■ほか、東京旅行備忘録

・食べ物について

池袋の「沸腾小吃城(fèi téng xiǎo chī chéng)」という中華料理店に連れて行ってもらった。エレベーターから降りるとそこは中国だった。テレビでは中国のオーディション番組(?)が放送されているし、店員さんも中国語でお話している(※日本語で接客していただけます)。雰囲気がすでに楽しく、豆苗の炒めものや大根もち、水餃子にあげパンに小籠包と何を食べても美味しかった。メニューも豊富で食べていないものがまだまだあるので、またお腹をすかせて伺いたい。

骨付き肉によるよだれ鶏 スパイスが効いていて他では食べられないお味

新宿の「まさらダイニング」のランチセットも美味しかった。もっちりとしてほのかに甘みのあるナンが最高で、カレーにつけて食べると…うまい(テーレッテレー)!「ねるねるねるね」のCMのおばあさんのようにニッコリしてしまうこと請け合いである。このお店以上のナンには出会えないような気がする。店員さんが優しくてフレンドリーなのも良い。また行きたい。
黄色がターメリックライス、緑がサグチキン(ほうれん草のカレー)、赤がマトンカレー

また東京ではどこにでもあるサンマルクカフェだが、金沢にはない。せっかくの機会なのでチョコクロを味わった。溶けたチョコレートが歯にしみる。チョコクロはこの甘さがたまらない。

・美術鑑賞について
永青文庫で菱田春草画伯の「黒き猫」を観たかったのだが、3月19日は細川家の刀剣を特別展示していたので次の機会にお預けとなった。細川藤孝殿の美しい宝刀など観ることができたので、それはそれで良かった。私にとって「黒き猫」は「フランダースの犬」におけるルーベンスの絵の如き存在であるので、「黒き猫」を見たら昇天するのではないかという予感がする。

「松聲閣(しょうせいかく)」ではお抹茶と季節のお菓子をいただくことができます
変わった花が咲いていたので写真に撮った。ミツマタの花であるらしい
庭園の風景を眺めながらいただいた、護国寺「甲月堂」さんの桜餅とお抹茶

モリソン書庫が観たくて「東洋文庫ミュージアム」にも行った。仮面ライダーセイバーのエンディングでみなさんが踊っていらした所だと思う。

圧巻の蔵書量だった。かっこいい。東洋文庫は三菱財閥の三代目総帥である岩崎久弥氏が設立した図書館であるため、ショップコーナーでは小岩井農場のクッキーが売られていた。お土産にチーズと胡椒のクッキーを買ったところ美味しかったのでおすすめ。

・戦利品について

事前準備と強い気持ちがないと昨今のグッズは手に入らないんですよね。

RRRのポップアップショップと、「30分でTDCA」でおなじみの東京ドームシティをひやかしてきた。RRRのポップアップショップはあらかたのものを売りつくし、「新刊の配布が終了した大手サークルの午後」を彷彿とさせた。さすがだ。

手に入れたステッカー3枚 どこに貼ろうかなあ〜

TDCAで何かしらのグッズを手に入れたかったのだが、なんとグッズショップが閉店していたのだった。かろうじて1坪程度の特設スペースでドンブラグッズが販売されていたのだが、タロウとソノイ関連のものなど何も残っていないのだった。半額以下になっていたポストカードと自由帳を買ったら、喫茶どんぶらのマスターが出てきた。なにかの折にご挨拶状としてお送りしますので、欲しい方ご連絡ください。

ランダム仕様になっているポストカードを買ったらマスターが出た
袋詰めでセット販売されていた自由帳3冊

■そんなこんなで密度の濃い東京旅行だった。次の旅行先は台湾だ。旅行に向けて勉強と節約にいそしむこととする。明日から弁当作ろう。

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