始まるドラマ、終わったドラマ

秋の日差しにゴールデンチョコレート 突然涼しくなりましたね

 ■孔明、夏の終わりに

ドラマ「パリピ孔明」が太好了だった。正直こんなにすごいと思ってなかった。

いきなりおディーン様の中国語のナレーションで滾る!開始直後に血圧も最高潮である。かっこいい。かっこよすぎて苦しい。おディーン様による「魏(wèi)、蜀(shǔ )、呉(wú)」の発音であやうく卒倒しかけた。「天下の覇権」は「tiān xià de bà quán」と仰られたか?声も良ければ画面の文字までかっこよく見える。諸葛孔明(zhū gé kǒng míng) に手を差し伸べ微笑む劉備様に私は一瞬脈が止まった。なんとお美しい。まるで極楽浄土に咲く蓮の花のようだ。そりゃ孔明も死んじゃうよ。ああ丞相(chéng xiāng)!!丞相ー!!!!

回想シーンは別個大河ドラマ「三国志」として3年はやって欲しい。

タイトルに目を凝らすと小さく「YA BOY KONGMING!」とあったので、英語で「パリピ」は「YA BOY」なのかしら、と疑問に思ったら解説されているサイト様があった。「YA BOY」は「気分があがったときのイエーイ、とかウェーイ」に相当するそうだ。なるほど勉強になりました。

英子ちゃんはパワフルな歌唱力で攻める歌手を想像していたが、ちょっと昔のジャパニーズポップスを歌いこなす透明な歌声のかわいい女の子だった。それはそれで好(hǎo)。上白石萌歌氏は歌も歌っていらっしゃるんですね。英子ちゃんと孔明とのやりとり「字は孔明と申します」「あだなが孔明?」で爆笑した。会話のテンポも小気味良い。どうでもいいけどオーナーの「お前、超孔明じゃん!」というセリフになぜか封神演義の趙公明を思い出してしまった。日本語のアクセントの問題か。

さて綸巾の高さもあるが孔明の背が高くて惚れ惚れする。姿勢も完璧だ。吉川英治版三国志には諸葛孔明について「彼の身丈は、人なみすぐれていた。肉はうすく、漢人特有な白皙長身であった(講談社文庫三巻)」とある。向井理氏の孔明はマジ孔明、超孔明なのである。馬謖の話で声を震わせるさまなど美しく動悸が止まらなかった。そしてバーテンダー孔明!!!一生見ていられる!!!なんと美しい所作!!!!漫画でも同じシーンがあるので(ものすごくリアルに再現したんだな)と感心していたら、向井理氏が本職のバーテンダーだったことを知って悶えた。うわ〜〜〜。良すぎてもう体がもたない。

さらに

孔明「あなたが歌手をやめてしまってはファンが悲しむでしょう」

英子「ファンなんていないよ」

孔明「ここにいるではないですか」

このシーンには涙した。孔明の落ち着き払った、しかし最大限の優しさを込めた話し方が心を揺さぶるのだ。向井理氏は凄い役者さんだ。

また(エモを語る場所は歩道橋っていう法則でもあるんかな)などと考えてみたりした。

そのほか歌とダンスのシーンもたいへんかっこよかった。マリア・ディーゼル役の人の歌声に圧倒された。この方の歌をもっと聞きたい。私も生きる希望をもらった。出演アーティストの皆様で別途音楽番組を放送してほしい。

興奮して見ていたらあっという間に第一回が終わってしまった。体調をととのえて次の放送を待とう。

■Gがレコンキスタ

今週は朝の連続ドラマ小説「らんまん」が最終回を迎えた。私は台湾編(愛玉子)の週から見始めたというにわかファンもいいところなのだが非常に面白く、最終回が放送された金曜の夜はネタバレを踏まないようにSNSを遠ざけ、すえちゃん死んだら嫌だよと祈るような気持ちで録画しておいた最終回を再生させた。

劇中であいみょんの歌が流れ、もう胸いっぱいというところで

テレビの前を走る黒い影があった。

秋だし、コオロギだよな?コオロギだと言ってくれ…

いくばくかの期待を込めてテレビ台の下を覗くと、平たくて後ろ足の短いやつがいた。ギャー!!!お前か!!!!なんで今出てくるか!!!!あと5分待てばいいものを!!!!!!!!!!

脳内を満たしていた音楽があいみょんから「攻撃戦だ」に切り替わった。部屋に対G用の武器がないので増援に父将を呼び出し、血走った目で「Gを仕留めたいのでスズメバチ用の殺虫剤が欲しい」と言ったら「あるけど部屋の中でそんなもん使えるか」と「Gジェット」とお手製の虫取り器を持ってきた。

本来はカメムシ用に作ったもので、「一度ペットボトルの底にカメムシが落ちると二度と出てこられない」というよくできたアイテムである。父将から「小せえしこれを被せりゃ入るだろ」との提案があった。500mlのペットボトルの半分の長さしか無いので近接戦闘も甚だしい。距離が近すぎて無理なので私がGジェットを噴射し、弱って出てきたところに父が虫取り器を被せるという作戦に出た。ウメ子氏は10年前ならGの気配を猫ソナーにていち早く察知し「ニャーン(2時方向に敵影!)」と知らせてくれたのだが、もう退役されているので今回の作戦にはまったく関与されなかった。この余裕、見習いたい。
作戦は成功し、見事虫取り器の底に暴れるGが収まって状況終了した。

ウメ子先生のご飯があるので、そのうち出てくるんじゃないかという気はしていた。だが家の中にはヤモリ軍曹などが巡回しており、この5年は家の中で奴を見たことがなかったのだった。Gに感動を台無しにされてしまいいまだに腹立たしくて仕方がないが、とにかく浜辺美波ちゃんは素晴らしい女優さんだった。北國新聞はみんな読むと吉。

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