このスウェーデンのお医者さんたちのバンドの歌、大好きなんですよね
「絶対症状でググるな」
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10月17日の夜、晩ごはんを作っていたら階上からドカドカと何か落ちてくる音がしたため
驚いて見に行ったら階段のふもとに憮然とした表情のウメ子氏がいたのだった
加齢のためか最近のウメ子先生の肉球は乾燥しており、段差で足を滑らせていたので階段を降りようとして途中で足を滑らせて落ちてしまったものだと思われる。階段のどのあたりから落ちてしまったのかはわからない。昨年の11月にもウメ子氏は二階の廊下で往復ダッシュをした勢いのまま階段を駆け下り、途中でコケて何段か飛ばして着地するという荒技を決めたのだが(無傷)、今年は様子がおかしい。階段から落ちたあと瞳孔は開きっぱなしだしご飯は召し上がらないしトイレも粗相される。しもべは翌朝朝イチの診察の予約を入れてウメ子氏を動物病院に連れて行ったのだった。
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獣医さんにまずは骨や足の具合を診てもらったが、骨に異常はなく歩行も大丈夫だった。猫の19歳は人間の92歳に相当するというから、骨折ではなくてひとまず安心した。
その他の体の具合も気になる。ウメ子氏には血液検査と超音波(エコー)検査を受けてもらうことにした。
血液検査は8年前にもやったことがある。ウメ子氏が11歳のときに健康診断として受けていただいたものだ。当時のウメ子氏は6.6kgありたいへんお元気だったため、採血の間は我慢されていたが針が抜けた途端ガバリと起き上がって獣医さんやしもべに襲いかかり、人間も手など流血する惨事となってしまった。その後血液検査は行っていない。
2015年のウメ子氏
当時の血液検査結果表
8年ぶりに血液検査を受けたウメ子氏は、勿論怒っていたが暴れはしなかった。採血されても人を襲わないなんて、これがあの(動物病院では)凶暴なウメ子先生なのか――?!2016年から今までのウメ子氏を知る看護師さんに「丸くなりましたねぇ」としみじみされたが、しもべの脳裏には風邪をひいたヒヨちゃん(※『動物のお医者さん』7巻参照)の絵が浮かんだ。
超音波検査も行った。「超音波検査といえば毛刈りの窓」という印象が強く、ひょっとして毛刈りの窓の時間が始まるのか?!と身構えたが、今の超音波検査は毛を刈らなくてもちゃんと見えるのだった。右の腎臓の状態が良くないことがわかり、しばらくして血液検査の結果が出た。
今年の検査結果
ウメ子氏は血中尿素量とクレアチニンが基準値を超えており、診断結果は「中程度の慢性腎臓病」だった。獣医の先生は「すぐに何か起こるような、重篤な状態ではない」と仰られ、病期の進行を遅くするためのお薬が処方された。
目が見えなくなっているのでは?!という心配については瞳孔の大きさを調節する筋肉が衰えているが見えているとのことだった。よかった。
明るいところではちゃんと黒目が小さくなる
猫が必ず罹患するという腎臓病。うちのウメ子先生も例外ではなかったのか…。
19年もたいした病気に罹らずお元気でいらっしゃったことが奇跡なのだ。
なお今回の医療費について、1万円と2千円あったら大丈夫だろうと根拠のない余裕を持っていたのだが
実際は検査代と1週間分のお薬代で2万2千円だった。カードで払った。傷つかないで僕の現金(かね)。
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ここで今週のタイトルの話になる。最初に挙げさせていただいたHenrik Widegrens氏の歌「Never Google Your Symptoms」は症状をグーグルで調べると極端に悪い病気が出てきて気を病んで死に至るので安易に病気をネットで調べてはいけない、という歌だ。
愚かなしもべは病院から戻ってきて、ウメ子氏の血液検査の腎臓の数値がどれほどのものなのか、ネットで検索してしまったのだ……
ネットには絶望的なことしか書いておらず一晩悶々と苦しむ羽目になった。
7年ウメ子を診てもらっている先生の診断が全てなのだ。本当に愚かだった。
ネットの基準で言えば、ウメ子氏は8年前に健康診断を受けたときにすでに危険だったことになる。でもウメ子氏はその後も元気だ。病気や症状は絶対にネットで検索してはならないのだと思った。
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さて今後ウメ子氏には1日2回お薬を飲んでいただかねばならない。初日だけはぺろっと飲んでくださったのだが、翌日からは口の端からぺっと出すようになり
3日目にもなると猫パンチが飛んでくるようになった。ウメ子先生はこうでなくてはと頼もしく思う反面、とても困っている。
ご飯に一服盛ると「ペロッ、これは!!」と一瞬にして察するグルメ猫ウメ子氏
どうしようもないので半分に割ってどうにか飲んでいただくようにしているが、それもなかなか厳しい。
漆原教授は強ぇなあ…
動物のお医者さん5巻より
そういうわけでウメ子氏は服薬以外は普段と変わらぬ生活をしております。



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