トラちゃんとさくらちゃんが我が家に来て1週間が経った。毎日がお祭りのようである。彼らがおとなしくしていたのは我が家にやってきた直後の数分ほどで、そのあとは部屋中を縦横無尽に駆け回り、仲良くとっくみあいをし、パウチとカリカリのご飯をもりもりと食べ、突然コテンと寝てしまうのだった。何にでも興味を示し、狭い隙間を見つけては頭を突っ込むので、冷蔵庫や戸棚の隙間を緩衝材などで塞ぎ、洗濯機の周りをフェンスで囲った。書類を積み上げたままの乱雑な棚が大好きで、二匹で上がり込みわしわしと書類を蹴散らすため必然的に部屋は整頓され、また粒の細かい猫砂を用意してしまったばっかりにまきびしのごとく猫砂が足の裏に刺さるので1日2回掃除機がかけられることとなった。猫のおかげで家がきれいになった。
また家族の会話が増えた。近頃やたらと愚痴っぽかった母もトラちゃんとさくらちゃんのこととなるとニコニコしているし、起きる時間が早くなって朝からテレビ体操をしている。猫は生まれてから老いるまですべての瞬間がかわいく愛おしいのだが、仔猫時代というのは特別だ。近所に住む姪っ子は毎日のように猫の様子を見に来てくれるし、来客も増えた。猫が起点で人間が動いている。仔猫パワーはすごい。
ケージの中の登り棒で攻防戦をしている様子
今までウメ子先生と静かな暮らしをしていたので、2匹も仔猫を受け入れて大丈夫だろうか、という不安もあったが、今はつくづくきょうだいで譲り受けて良かったと思っている。起きている間は2匹で遊んでいて寂しそうな気配が全くないし、世話をするうえで保護猫団体さんから提案をいただいたときの「1匹も2匹も変わりません」というのは本当にそうだ。ご飯を用意するのも、トイレを掃除するのも1匹受け入れたときとあまり変わらない。きょうだいっていいものだなあ。
20年前に里親募集の張り紙を見てウメ子先生をもらいに行ったとき、そこにはウメ子先生おひとりしかいらっしゃらなかった。あのときは小さいウメ子先生を見て舞い上がってしまっていたが、きょうだいはいたのだろうか。今となっては知る由もないが…
脱走防止用にフェンスを設置したら、トラちゃんがフェンスを乗り越え網戸を登りだしたので仰天した。父が「しのび返しをつけるか」と言い出したので忍者の城攻めを想像してしまったのだけれど、現代にも「しのび返し」というアイテムがあるんですね。勉強になりました。さて保護猫団体さんからトラちゃんさくらちゃんのきょうだい猫から寄生虫が見つかったのでそちらも検査してほしい、との連絡が入った。来月ワクチン注射と一緒に便の検査もしてもらう予定でいたが、急遽トラちゃんとさくらちゃんも便の検査をしてもらった。
まあ、同じところで生まれたきょうだいにいたら、トラちゃんたちにいないわけないですよね。


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