夏休み雑記・映画感想5本

残暑厳しい中みなさまいかがお過ごしですか。

今年も怒涛の夏休みだった。中でもウメ子先生がお世話になっている動物霊園が集中豪雨の被害に遭い、事務所が崖下に流されてしまったのは衝撃だった。今年の2回忌はどうなるのか。一年を通じて湿っぽく、「くもり」のことを「晴れ」と呼び、雨が多いことで定評のある北陸なのに今年の夏はほぼ晴天、たまに降れば豪雨というのはあまりにも極端すぎやしないか。

それと親知らずがムズムズし頭まで痛くなってきたのでお盆も診療してくれる歯医者に行った。レントゲンを撮影したら全部抜いたほうがいいんじゃないかと思うくらいの絶望的な歯並びが露わとなったのだが、ともかく親知らずが横に生えて歯茎を圧迫していることが判明。「今から抜けますけど抜いていきますか?」と勧められたが昼ごはん前だったし使い切れない有給が山程残っているので日を改めることにした。最近の抜歯事情はカジュアルだ。奥歯を噛みしめると頭痛の原因になることがわかったので意識して口をボンヤリ半開きにしている。


肉体疲労時の栄養補給に!ジョリーパスタのおビール

猫は元気です


<最近見た映画についてのメモ>

 映画を観るときはね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ

独りで静かで豊かで……そんな井之頭五郎さんのような気持ちで映画館に赴くのですよ。

以下ネタバレ含む感想なのでご注意ください。


■ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

会社の会議にて「AIは便利だが暴走するリスクもあるため、慎重に扱わなければならない」という話があり、この作品が例に出てきたため、仕事の参考になるかもしれないと思い鑑賞した。

独自に進化し自我をもったAIはこの世界を滅ぼしたほうがいいという結論に至り、世界中のネットワークを駆使して各国の軍事基地を支配下とする。そうはさせじとベテラン工作員のイーサン・ハントと仲間たちが世界中を疾走するのであった。北極海に飛び込み空を飛ぶトム様の超人っぷりよ。このアクションで還暦を迎えていらっしゃるというから驚嘆だ。じつはミッション・インポッシブルシリーズをちゃんと見たのは今作が初めてで、この作品には前作があったことに観てから気づくという迂闊さであったが派手な事件が次々と起こるので目が離せず、ずっと面白かった。「我々は影の存在だ」と言うイーサンに「大江戸捜査網」の隠密同心み(武門の儀あくまで影にて/己の器量伏し/ご下命如何にても果たすべし)を感じたのだが、「大江戸捜査網」が「アンタッチャブル」のコンセプトで企画されていたので、あながち外れてもいなかった。大江戸捜査網は里見浩太朗の伝法寺隼人が好みです。

イーサンが所属する組織が「IMF」だったので、国際通貨基金がなぜこんな隠密稼業を?と不思議に思ったのだが「Impossible Missions Force」の略で、「International Monetary Fund」のほうではなかった。

なおAIに人間が勝てる要素は「電気を使わなくても動ける」ということであり、弊社のAIが暴走した暁にはコンセントを引っこ抜けばいいんじゃないかと思いました。

■F1

30年以上前、ヨーロッパに憧れて夜中のF1中継を見ていた。イルッキ・ヤルビレートとミカ・ハッキネンが推しだった。社会に出て働くようになると夜中まで起きていることが難しくなり、いつの間にか興味が離れてしまっていた。

F1昔見てたなあ、地方の映画館でも1ヶ月以上上映されているからきっと面白いんだろう、そんな気持ちだったのだが、イギリスのシルバーストン・サーキットがスクリーンに現れたときに、疲れた中年の心がF1中継を熱心に見ていた学生時代に戻っているのを感じた。

F1すっげえええええ!!!!今のマシン洗練されててめっちゃかっこいいな!!!!!!

最近のことはすぐ忘れるが30年前の記憶はどんどこ蘇ってくる。ベルギーのスパ・フランコルシャンの坂道でランニングするブラッド・ピット。オー・ルージュじゃねえか!なおブラピ演じるベテランF1レーサー、ソニー・ヘイズも30年ぶりにF1に復帰したという設定なので「セナやマンセルと走ってたんだ」というセリフにレジェンドの影を見た。映画館で観ることができてよかった。最高峰の撮影技術を駆使しているので息を呑むような臨場感がある。

ソニー・ヘイズが30年前経験した事故は、1990年のスペイングランプリでマーティン・ドネリーが起こした大事故がモデルとなっている。私が知っているロータスはジョニー・ハーバートとミカ・ハッキネンだったのだが、F1 観戦歴30年超の弟から「負傷したドネリーの代わりに出場したのがジョニー・ハーバートだ」と教わった。そうだったのか。

30年ぶりにF1が見たくなったのだが現在はダゾーンかフジテレビの有料チャンネルと契約するほかないらしい。そこそこの課金が必要だ。先生、もうちょっと気軽にF1が見たいです。

弟「YouTubeに公式チャンネルがあるから、それでダイジェストが見られるぞ」

先生…!!

またF1を観戦するならシンガポールが良いと教わった。行くかシンガポール!…と急に意気込んだがシンガポールGPは来月開催だったので来年あらためて考えることとする。

ちなみに私が知っているブラッド・ピット作品は「セブン」だった。イケオジになってる今のブラピのほうが好きだなあ。って61歳?!それでF1を実際に運転してたの?!トム様といい今の60代すごすぎんか。

セブンてこんな映画だったよね(震え声)(出典不明の画像だが大丈夫か)


■国宝

吉沢亮と横浜流星の美しさに圧倒された。もともと顔のきれいな人たちだが、迫力のある美だった。二人は全身全霊で喜久雄と俊介を生ききっていた。

喜久雄と俊介は血筋や才能に苦悩しながらも、相手を貶めず、ただひたすら芸を高め合い、芸に人生を捧げる。これが昭和だったら絶対内履きに画鋲とか入れてるよ。友情より恋愛より強い繋がり、「RRR」でいう「ドスティ」ではなかろうか。終盤、二人が「曾根崎心中」を演じる中で、神経障害でぼろぼろになった俊ぼんの足を自らの喉にあてる喜久雄の仕草には胸を衝かれた。心中する覚悟が伝わってきた。

それにしても糖尿病とは恐ろしい病だな!奥さんも実の母親もいたのに片足を失うまで気づけなかったというのがもうね…半次郎さんも「目が見えない」と言っていたが、同じ病だったのだろうか。大量吐血していたので肝硬変からの食道動脈瘤破裂か?などと推測していたのだが。花井家の健診結果が気になった。

日本の古典芸能に全く知識がなくても楽しめたが、機会があれば「曾根崎心中」も「鷺娘」も観てみたい。正月のEテレに期待するか。

■仮面ライダーガヴ/ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

自分の欲望に素直であれ!ゴジュウジャーはいつものわちゃわちゃ具合でたいへん微笑ましかった。対してガヴは人間を培養するなどだいぶおっかなかった。ショウマくんをはじめ、お菓子の家やゴチゾウちゃんなど、キャラクターやアイテムがポップでかわいいぶん残酷なストーリーとの落差が大きい。「培養体」のタオリンくんのお腹からベルトをひっぺがしたのにはドン引きした。いやそれ内臓やろ?血液も青色にすればオッケーというわけでは…ねぇ…これ年齢制限なくてよかったんですか?!

しかし戦闘シーンは素晴らしかった。絶壁を駆け上がり、落下する車内での空中戦が最高だった。このスピード感とカメラワーク、ひょっとして杉原監督?!とクレジットを確認したらビンゴだった。流石だ。それと庄司浩平くんはかっこいいですね。クリスタリア宝路のときとは全く違い、影をまとうだるそうなキャラクターを演じているのが素敵。近頃ニチアサ以外でお名前を拝見する機会が増えたのだが、風間俊介氏とドラマで共演されているそうな。ううむ、「40までにしたい10のこと」、見ておけばよかった。

■クレヨンしんちゃん超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ

舞台がインドで、RRRっぽい二人が出てくると聞いたら観るしかないじゃない。

話はこんな感じだ。―春日部のダンス大会で優勝するとインドに招待されて、現地のフェスティバルで踊ることができると聞いたカスカベ防衛隊の5人(しんのすけ、風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん)はダンスに精進する。みごと優勝しインドへの切符を手に入れたカスカベ防衛隊だが、しんのすけはインドの古物商で(店主がラージャマウリ監督似)あやしい鼻紙が2枚突っ込まれた鼻型リュックを入手。その鼻紙を鼻に詰めたボーちゃんは強大な力を手に入れて暴君(ボーくん)となってしまうのだった!

インドで幼稚園児が行方不明になるなど大事件だ。みさえとひろしと園長先生の謝罪会見はまだか。野犬に取り囲まれたマサオとシロちゃんには恐怖すら感じた(インドは狂犬病患者が世界で最も多い国と言われている)が、インドパワーとかいろいろあってどうにかなった。マサオくんもシロちゃんも無事だったので安堵した。

インド映画を意識しているのだろう、途中歌とダンスがふんだんに挟まれている。プリキュアっぽい女の子も登場するし、最後はカスカベ防衛隊をセンターにして、大人も悪いやつもロボットもインドパワーもプリキュアちゃんも全員でインドの舞台でダンスして大団円なんやろなあ、と思ってたらインドの山奥で戦って舞台衣装すら着ずに終わった。皆さん何しにインドに行ったの?!

いや、しんのすけたちは春日部でもインドでも仲間と遊びたかっただけで、ボーちゃんも踊りを上達させるために悪魔はんと取引したわけではないのだ。ゆえに現地でダンスをしなくてもいっこうにかまわないのだ。ともかくRRRっぽい二人はだいぶRRRっぽかったし、これでよかったのだ。山ちゃんの滑舌の良さは名人芸でしたね。

納得はしたが物足りなかったので家に帰って「エッタラジェンダ」を観た。やっぱり最後はダンスだよなという思いを強くした。


さてさくらちゃんが部屋にカメムシを連れてきたので今日はこの辺で。

(視線の先にカメムシがいます)

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