今年最後の更新となるため、今年はまった沼について振り返っておきたい。
書き出してみた
■機界戦隊ゼンカイジャー
2月27日、ゼンカイジャーが大団円を迎えた。1年間大いに楽しませていただいた。ゼンカイジャーは毎週がルパンレンジャーvs.パトレンジャーのクリスマスシャケ回のようなお祭り作品だったが、ギャグだと思って油断していると思わぬシリアスエピソードを差し込んできてめちゃくちゃ泣かせにかかる。視聴者を泣かせる担当は主にステイシーくんである。不遇なステイシーくんにはときに涙でテレビ画面が見えなくなるくらいに泣かされた。ゾックスのヨホホイダンスには惚れぼれした。ジュランおじは素敵な大人だった。脚本の香村先生には一生ついていきたい。このような傑作を見てしまったのでニチアサとは卒業だと思ったのに、ドンブラザーズも容赦なく面白いのであった。そういえばルパパトのシャケ回を創った大和屋暁先生はニチアサにはもう参加されないのであろうか。
■暴太郎戦隊ドンブラザーズ
3月6日に第1回を見たときは全く意味がわからず困惑したが、意味がわからないまま怒涛の勢いで話が面白くなりいっときも目が離せなくなったという、説明のつかない沼である。これが脚本の井上敏樹先生の妙技であるらしい。私には初・井上作品なので驚きの連続だった。このブログを書いている現在、残り10話を切ったようだが未だに五色田介人がなぜ前作から引き続き出ているのかわからない。その他のこともわからないことだらけだがわからなくてもいいような気になってきた。個人的にはソノイがタロウに寄せる愛情にぐっとくる。毎週ソノイとタロウの二人で大泉学園近辺のおでん屋ののれんをくぐるだけのおでん放浪記でいいから、もう1年やって欲しい。
■陳情令
今年最大にして最深、ちょっと人生変わったかもしれないと思うほどの沼である。
始まりはこんな感じだった。
6月の半ば、私が本屋で働いていた頃、学生アルバイトとして一緒に働いていた方と偶然会うことになった。十数年ぶりの再会であったが、近況もそこそこに話題は「今はまっているもの」に移った。彼女は自分のスマホの画面をさっと開いて、言った。
「私は今『陳情令』というドラマにはまっていまして。」
私はそのタイトルに見覚えがあった。私のtwitterのフォロワーさんも好きなドラマだったからだ。周囲で知っている人がふたりもはまっているドラマであれば面白いに違いない。私はセンチメンタリズムな運命を感じざるを得ず、その夜いそいそとアマゾンプライムを起動させたのだった。
…
地球上にはかように美しい人類がいるのかと、目をみはるばかりの映像に気を取られているうちに鎌倉殿もかくやというほどの族滅ドラマが始まった。皆息をするように血を吐いている。どうしたものかと戸惑いながら視聴を続け、吐血にも慣れてきた25話あたりから心の隅に湧いた疑念が確信に変わり始めた。
「ある者を雲深不知処に連れて帰りたい」「連れて帰り…隠します」発言など、あくまで「知己」と表現しているが、藍忘機の魏無羨へのこの気持ち、まさしく愛だ。それもとびきり重いやつ!
こうなると続きが気になって気になって、2週間で全50話を見終えたのだった。各話における忘羡の比類なきエピソードを挙げればきりがない。長いと思っていた50話だが最終話までくると終わってしまうのが信じられなかった。あと50話は欲しい。忘羡の物語をさらに摂取したくなり、キャラソンを聴き、公式youtubeチャンネルを見て悶絶し、原作を読んだ。
古来「キャラソン」というものは「声優さんがそのキャラになりきった声で、調子の外れた歌を歌うさまを微笑ましく鑑賞する」というものではないのか。皆とてつもないレベルの歌唱力でキャラの感情を歌い上げるため、初めて聴いたときは心臓麻痺で死ぬかと思った。
公式の供給力たるやダムの全開放水のごとくである。公式チャンネルの舞台裏映像がたいそうかわいらしく、非常に翻弄された。この沼は激流と呼ぶ方がふさわしい。
原作「魔道祖師」は3巻までは「原作とドラマではエピソードの順番が違うんだな」と思うくらいの心の余裕があったのだが、4巻から暴走気味の濃厚なボーイズラブ小説になったのでもう何も考えられなかった。作者の墨香銅臭先生に最大の敬意を表したい。最高だった。いいぞもっとやれ。いやあんまり激しいと魏嬰さんが死んじゃうので優しくしてあげてください。何を言っているんだ私は。アニメ魔道祖師はどこまで挑戦するのだろうか。結局WOWOWには加入しなかった。そのうち日本版がNetflixあたりにアップされるであろう。義城の話は程々にお願いします。
原作「魔道祖師」の雰囲気を損ねず、かつ美しい「友情」の物語に仕上げた「陳情令」は神業だ。こんな文章で、もし興味が湧いてきたという奇特な方がいらっしゃったら、「陳情令」ぜひ御覧ください。
■中国語
陳情令の影響を受けて勉強を始め、後述のWBLで加速した語学である。陳情令に出会わなかったら中国語を学ぼうなんて思いもしなかっただろう。始めてみると面白くて仕方がない。もともと漢詩漢文と三国志は好きだったし、勉強していると見覚えのある単語が次々と出てきてニヤニヤしてしまう。中国語の文法は日本語に似てなじみやすい。英語や他のヨーロッパの言語とは異なり、名詞や動詞が時制等で変化しないのがすばらしい。漢字だから変えようがないのだ。が、発音がとにかく難しい。発音は毎日やらないと途端にダメになるのでNHK語学アプリの「声調確認くん」で練習している。今日の発音はどうだ。
引き続き2023年もやっていきます。
■We Best Love
何がどうしてはまったかについては10月の日記を参照されたい。
10月以降、まさに「同一首歌播放一整天(tóng yī shǒu gē bō fàng yī zhěng tiān、『同じ曲を一日中流す』の意)」という歌詞そのものの状態となっていた。日本語の「恋人」を指す、中国語の「情人」というしっとりとした響きも非常好。三期はまだか、10月以降そればかり言っているような気がする。WBLは吐血しないし、だいたいハッピーなので安心して見ていただきたい。
■機動戦士ガンダム 水星の魔女
ガンダムのことだから若い子がガンダムに乗って命を散らす話だと半分諦めの気持ちで見始めたら学園ドラマだったので驚いた。私は「少女革命ウテナ」を見て衝撃を受けた(=感動した)世代なので、女性が女性の婿になるというルールにエンゲージか!これは絶対運命黙示録!とワクワクしてしまったものである。もう令和の世ですからね、誰かが誰かを好きである、という事実を「同性」か「異性」かで分ける必要は無いと思うんですよ。というわけでスレッタ氏とミオリネ氏の幸せを願わずにはいられない。ものすごく嫌な予感をまとわせながら今年の放送が終わってしまったが、二人には頼むから幸せになってほしい。
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そんなこんなで2022年、このようなブログを読んでいただきありがとうございました。統計を見てみると色んな国の方に読んでいただいているようで、感謝の気持ちでいっぱいです。
では皆様、良いお年をお迎えください!拜个早年!
このあとキーボードを踏まれました。
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